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トップページ > 事業案内 > 令和3年度 アカデミーコース 第3回経営研究会

講演内容


・ アース製薬株式会社社外取締役のハロルド・ジョージ・メイ 氏は、1987年にハイネケンジャパンに入社され、サンスター執行役員、日本コカコーラ副社長等を歴任。その後、2014年、当時経営赤字であったタカラトミーをV字回復に導き、2017年には、新日本プロレスリングで代表取締役社長兼CEOに就任し過去最高売上・最高利益を達成された。本講演は、「アフターコロナに組織改革で挑む!最強組織の作り方」をテーマに数々の企業を成功に導いた組織づくりについてご講演いただいた。

 

・ 「組織トランスフォーメーションには「人」を活用する」

東証上場企業の2/3が赤字もしくは減収に陥っており、コロナウイルス感染症のインパクトは大きい。製造業においては、製造コスト削減は手を尽くしており、今後は「人」を活用する上で、ジョブ型・成果主義が求められおり、個々の力とそれを活かす統率力(リーダーシップ)がカギを握る。

 

・ 「トランスフォーメーションには覚悟を持って臨むべし」

人は変化を恐れるため、覚悟を持って変化(トランスフォーメーション)を実行するべきである。また、危機感の共有を目的として、可能な限り数字を活用した上で、全てのステークホルダーに変化の必要性をわかりやすく説明することが必要だ。その際過去を否定せず、「世の中の変化に伴い自社も変化する」と説明するように心掛ける。この組織に属しているというプライド(誇り)を部下に植え付けるため、創業から現在までの潮流(ターニングポイント)を説明することが重要である。

 

・ 「リーダーシップにはイニシアティブと熱意が欠かせない」

リーダーはイニシアティブを取るべきである。また、説得力を上昇させるために熱意が大切であるが、情報伝達の過程で熱意は減少してしまうため、オーバーに伝えたほうが良い。なお、自社が「どこへ」「なぜ」「どうやって」向かっていくのか、そして「その結果は」を全て説明して初めて、社員の理解が得られ、組織が一枚岩になることができる。

 

・ 「組織の問題点を解決するためのトランスフォーメーション」

組織が抱える主な問題点であるコミュニケーションの課題を解決するため、同氏がこれまで実施した組織トランスフォーメーションの例として、情報伝達の迅速化と正確化を図るため、情報伝達を阻むレイヤー(社長、役員、部長…)を必要最小限まで減らした。また、上司が部下を、部下が上司を、同僚同士を評価し合う360°評価を導入し、部下の意欲向上を目指した。さらに、やりたい仕事ができないという不満解消のため、やりたい/やりたくない仕事Top3などを問うキャリア意欲調査を実施した。社員満足度調査や、幹部が集まり他の幹部に自身の部下を説明するPeople Dayなどもユニークな取組みだ。


・ 「一緒に引っ張っていくリーダーになろう」

リーダーは、良いことも悪いことも部下にオープンに伝えるよう心掛けると良い。リーダーがムードメーカーとなり「仕事は楽しくないとダメ」の精神で自ら楽しむことで、組織内にその考え方が浸透していく。また、リーダーは「褒め」と「お礼」を伝えられるようになると、部下が気持ちよくついてきてくれる。指示するだけの「ボス」ではなく、一緒に引っ張っていく「リーダー」を目指そう。

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